NO LIMIT 東京自治区  新しい声明文/7月4日の出来事を受けて私たちが話し合ってきたこと

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【新しい声明文をアップいたします】

NO LIMIT東京自治区は、7月4日に起こったグループチャット内での発言問題について、8月14日に声明文を発表しました。しかし、その内容はさまざまな点で不完全であり、未消化なものだったため、再び話し合い、改めて以下の声明文を発表することにしました。

 

1. 問題提起してくれた方々への謝罪

今回、facebook上に設けられた「東京自治区」のメッセンジャーグループのチャットで7月4日の深夜に投稿された発言に対して、グループ内でのジェンダーに対する意識、発言をめぐる力関係についてとても重要な問題提起をしてくれた方々がいらっしゃいました。にもかかわらず、グループ内では、この問題提起の重大さをきちんと受け止め、その意見を尊重し、真摯な議論に向けた返答を素早く行うことができませんでした。その結果、その方々が失望し、グループチャットを脱退する結果となってしまいました。その後も、この出来事にきちんと向き合わず、問題の本質を解明することを先延ばしにする状況を作り出し、「無視され、からかわれた」ように感じさせてしまいました。私たちは、今回問題提起をしてくれた方々に対して、上記のような結果をもたらしたことに、心よりお詫びを申し上げ、謝罪いたします。 また、今回の不適切な発言とその後の対応の不備によって、ご迷惑を掛けた多くの方々に対して、真摯にお詫び申し上げます。

 

2. 8月14日に東京自治区が出した声明文について

7月4日に問題が発生後、緊急に会議をするなどの対処が必要であったにもかかわらずグループチャット上でのやり取りが続き、実際に会議が開かれたのは8月2日でした。その日の会議では問題発言の原因追究と問題意識の共有がなされ、より多くの人たちと今後の対処法を考え問題意識を共有することを目的としたイベント、“ジェンダートーク!”のプレイベントとしての開催が決まりました。今回の問題に関して口だけの反省ではなく、原因追究と共に建設的な実践をしようという意図を持って企画した“ジェンダートーク!”でしたが、声明文や謝罪文ではなく問題発言に関する見解とイベントへの賛同を同時に発表したことで“問題の一般化”、“無化しようとしている”と捉えられるような形になってしまいました。
東京から公式な声明文の作成に取り掛かる前にEvernote1が8月3日に、またソウルノーリミットからの声明文が8月7日に出され、東京自治区からの声明文が出されたのは8月14日でした。その東京自治区の声明文も誰に対する謝罪なのかが不明瞭であったり、具体的な原因追求や今後平等な関係を構築するために必要な対策等が不足していました。速やかな議論と意思決定ができなかったこと、具体性に欠ける声明文を出してしまったことで、“東京自治区は今回の件を深刻に受け止めていない”と見られても当然かもしれません。問題提起者をされた方々と今回の問題発言を受けて不快に感じられた方々にはさらなる不信感を招き、傷つけてしまったことを反省し、お詫び申し上げます。
7月4日の問題発言以降に私たちが話し合ってきた内容を前回の声明文では書き切れなかったために、改めて原因追究と今後の対策について言及する必要があると考え、今回、新たな声明文を発表する運びとなりました。

 

3. 今回の発言が出た発端と原因の追究

この問題の発端となったfacebook上のグループチャット「東京自治区」は、もともと、昨年9月に東京で行われた「No Limit 東京自治区」の準備の事務連絡のために開設されたものでした。東京だけでなく海外の人たちも含め約50名が参加していましたが、グループ内には深く関与している人から、そうでない人まで様々な人々が混在していました。2017年にソウルでの開催決定以降、再度使用されることになりましたが、このチャットは、ソウルと東京の事務連絡用なのか、それとも意見交換の場なのか、位置付けが不明瞭なまま、主に一部の人たちだけが発言し、応答する場になってしまっていました。 問題となった発言は、2017年7月4日深夜3時36分にチャット上に投稿された以下の発言でした。

男性A 「東京からの企画の提案です。アジアホストクラブ各国のイケメンがホストをつとめます。東京から企画の提案です。アジアガールズバー男性客が詰めかけかなり儲かります。」

この発言は、ノーリミットソウル開催の費用を作り出すためのアイデアの一つとして書き込まれたものでしたが、同日の午前11時23分に、このグループに参加していた一人から下記のような指摘がされました。

・「アジアガールズバー」というのは、性商品化、性的対象化をしたいということなのか。フェミニズム的な問題は議論されないのか。
・障がい者がどう関われるか、関わる準備があるか。
・女性やクィア、子連れが関われるか。
・ソウルでやることについて、植民地主義日本人としてどう関わるかなどの意識が共有されてるか。(過去のことは忘れて、国境を越えて仲良くすればよし、というようなことを日本人の側から言うのは暴力的ではないか)
・タバコ、酒の問題はどうするか。

これらの指摘は、まず、上のような案が書き込まれること自体が、少数者の立場を考えていないのではないかと指摘するものでした。この指摘についてネットへのアクセスの時間差、SNS上での発信の頻度の差も含め、その反応は鈍いものでした。もちろん、すぐにこの問題提起の重要性に気がつき返答を行う人たちもいました。その人たちは、指摘してくれた側の立場に立って、この問題の重要性を繰り返し指摘する発言を行いました。しかし、問題を問題として受け止めることよりも、指摘者への説得のような釈明や(批判が)「こわい」等と批判自体を否定的に受け止める発言もあり、最終的に問題提起してくれた方々はこのグループを脱退することになってしまいました。
この一連の出来事の後、最初の問題提起者や他のメンバーの発言、そして後日出されたエバーノートでの問題提起者たちの文章を読むことを通じて、私たち自身に潜む問題を内省的に議論していくことを始めました。

まず、なぜこのような差別的なアイデアが深夜、説明もなしにチャット上に出てきたのかという点。 単に性差別的なだけでなく、かつて日本が侵略して植民地化したソウルで、「アジア」の女性を集めて「ガールズバー」をするという、「慰安婦」問題などの歴史認識と反省が欠如した性の商品化の肯定のメッセージとなりうるアイデアが発生し、チャット上に提案されてしまったのは、日常生活の中にある権力関係や差別への意識/認識の低さが根本にあると考えます。
次に、この発言に対して問題があると感じても黙っていた多くの人々や、「酔っ払いが深夜に書いたもので、本気ではなかったから、大きな問題ではない」というような発言が出てきたのはなぜかという点については、コミュニティの言論空間が「冗談だよ、わかるでしょ」「奇抜ではちゃめちゃなことが良い」という雰囲気の中で真面目な問いかけ、批判をしにくい環境が作られていたことを改めて認識しました。
そして、去年のNoLimitでも、準備開催を急ぐあまり、小さな声/細かい意見を丁寧に聞かず、全体の合意形成よりも、いかに物事を早く進めるかが重視される傾向になっていました。それが、相手の意思を深く考慮することなく、「多少強引に感じる提案にも納得せざるを得ない」と感じてしまう雰囲気を作り出していたと認識するようになりました。そして、それまで私たちはその事実に気づくことができず、または、気づいても提起することができていませんでした。

今回の問題発言とそれ以降の流れでは、今までNoLimit東京自治区に関わり一緒に協力してきた様々な立場の人たち(女性というジェンダー、セクシャルマイノリティ―、障がいを持つ人、子供を育てている人、酒や煙草が苦手な人、東京以外の地域に住む人など)が自らの声や気持を表明しづらい環境の問題が表面化したのだと認識しました。
これらの問題を、私たちは指摘されるまで特段意識してこなかったことを反省しています。自律した関係によって成り立っていたはずのネットワークで、おかしいことをおかしいとすぐに言い合える関係が築けなかったことは重大な問題です。“有象無象の集団“を掲げ“多様な人と共存する”という理想を掲げていても、その場でのセクシズム、パワハラ的発言、歴史認識の欠如を許してしまう状況があれば、存在を否定される存在があり、それを放置したままにすることは無責任である、ということ。私たちは問題提起してくれた方の勇気ある指摘によって、無意識のうちに仲間への甘えや無責任さがあったことに気付きました。 今、私たちはこのように原因を捉え、真摯に反省しています。

 

4-1. 再発防止の対策とガイドラインづくり

私たちは一つの共通の認識としてガイドラインを共有することは、再発防止のために必要であると考えました。そこで、ソウル、台北、東京で、「ジェンダーの権力関係」や「コミュニティ内での権力関係」を改めて私たち自身に向けて問い直す機会を作り話し合い、その結果を共有することにしました。以下は、それぞれの場所で開催されたジェンダートークイベントの中で生まれた意見です。(ソウルのNoLimit事務局は、今回問題となった東京自治区とは全く別の独立した組織です。事件のあと、ソウルのNoLimit事務局は批判も含めて様々な注意、アドバイスを東京側に伝え、ガイドラインづくりを提案してくれていました。)

■東京でのジェンダートークでの議論と対策

★イベントをやるきっかけになったチャット上の問題について、どのように対応すべきだったか
・アイデアを出した本人が、すぐにでも書き込みしたことを謝り、指摘者の気持ちをきちんと聞くべきだった。
・問題が起こった時に、迅速に動いたのはソウルチームであり、東京自治区は遅かった。
すぐに動くべきだった。
・バリアフリー対応については、完璧でなくてもできることはやるという姿勢が大事。
・これは問題発言者だけの問題ではなく、東京自治区のグループチャットに参加している全員の問題である。
・誰かが我慢しなければいけなくなる環境や要素を想定すると、<酒/タバコ/性的なジョーク/ヒエラルキーがある場>などがある。これらの場では特に意識してハラスメント(嫌がらせ)を気をつけるべきである。

・指摘者に対して非難をしないこと。個々が楽しく安全だと感じる環境作りの方が優先されるべき。
・イベントを企画する場合、できるだけ「Safer(Sexual Assault-Free Environment & Resilience)」担当を決めて数人が全体を見守る。何か気づけば介入し、問題の解決をはかる。ハラスメントを感じた人はSafer係に申し出ることで、加害者に対し直接の応対をしないで済む。日常では、Safer担当はいないわけだが、それぞれがそうした意識を持つことが大事である。
・迷惑行為をしている人を単に排除すれば問題が解決するわけではない。なぜその行為をするのかも含め、丁寧なコミュニケーションを取りつつも、被害者の立場で解決に努める。

■ソウルでのジェンダートークでの議論と対策

・「これはバカなアイデア/冗談だから」だと軽く考えない。
・なぜ性差別的なことを自然に発言することができるかをじっくり考え、女性を日常的に
対象化している「男性権力」そのものを批判する必要がある。
・当たり前になったコミュニティ内の習慣に対する内省が必要。差別的な会話によって気
後れしたり、排除されている人々の立場、状況を具体的に考えなければならない。
・NO LIMIT 東京チームが 「差別発言の指摘」を「自由な発言への抑止」として見てい
るという印象を受けたが、そのように思うこと自体が問題であり、批判して考え直され
るべきだと思う。

■台北でのジェンダートークでの議論と対策

・ハラスメントの被害者がいる場合、当事者は、指摘することで起こる消耗を考えて、諦めてしまうことが多い。「何かあったら、みんなで協力して解決する」という姿勢を日常的に共有して、助けを求めやすいようにする環境づくりをすることが大切。
・コミュニティー内で被害者の意思を一番に尊重しつつ、問題提起や話し合いは、なるべく顔を合わせて行う。直接会話するのが困難な時は、仲介者を立てるか、ビデオチャットや電話を使うようにする。ネット上の書き込みでのやり取りは、言葉尻の問題になってしまったり、応答に時差が生まれるなど、誤解を生んだり困難が多いのでなるべく避ける。

*以上がジェンダートークイベントから出た意見と提案。

 

4-2 私たちが取り組むべきガイドライン

・様々なマイノリティについての勉強会/情報共有を日常的に行う。

・運営に携わる・携われないに関わらず、どんな立場や状況の人の意見・問題提起にも耳を傾ける。そうしないと、内輪だけの感覚や暗黙のルールが優先されてしまう。

“誰でも参加できる”という”誰”をどこまで丁寧に考え実践していくか、話し合っていく。いろんな国や人たちと付き合っていくには、相手を理解しようと努力しハードルを越えていく姿勢が大事、という点を共有したい。

問題提起した人、それに向き合って回答していた人たち双方のモチベーションや気力が削られるようなやりとりを減らすためには、どうすべきか。感情は感情で受け止めあうことが大事である。そして、批判やその場しのぎの回答だけでなく、具体的に、どうやって問題に向き合っていくかを考える。

・差別などが行われている現場に遭遇したら、無視せずに被害者の側の立場に立って事態を打開する努力をする。

・迷惑行為をしている人を排除するだけでは解決にならないので、加害者との対話を行い原因究明と問題についての対話、再発防止も試みる。

・文字だけのやりとりは、齟齬が生まれやすい。しっかりと話し合う必要があるときは、迅速に会議を開いて直接話し合う。(スカイプ参加含め)

・飲酒中に、多数が関わるネット環境で不用意な発言・書き込みをしない。

・誰でも発言しやすい環境/雰囲気を作る。そのためには、誰かが発言したら遮らず、最後まで聞くこと。否定や攻撃的な言い回しをしない。

・アイデアを投稿する際は、その案の内容や意図も含めて書くようにする。

 

5.<제목 없음>について

また、問題指摘者や周囲の人々が出した、<제목 없음>という二つのエバーノートを読んで反省と、事実と異なる部分、また個人の発言や行為に関することについて説明をする必要がある箇所があり、補足の文章をここに追加いたします。

・「エバーノート1(8月3日に発表されたもの)」の中の事実確認
https://www.evernote.com/shard/s312/sh/57324aef-535e-4255-8b9a-e617467651f0/85dac19cd3e651583292a97fd7b7ce82

「そのコミュニティが主催した反原発集会で「慰安婦」はなかったという主張をする右翼が演壇に立ったことを見たことがあった」とありますが、ここで書かれている反原発デモは、NoLimit東京自治区とは別のネットワークです。メンバーは重複している部分もありますが、別のネットワークであり、登壇を提案した人もNoLimit東京自治区には関わっておりません。ちなみに調査したところ、「「慰安婦」はなかったという主張をする右翼」がこの反原発集会の主催者の招きで演壇に立ったという事実はありませんでした。(登壇に反対の声が多く取りやめになりました。ただし当日、日の丸を持った一参加者が、右翼団体の登壇が取りやめになったことに抗議して、集会のステージに乱入したため、壇上から下ろされたということです)。

・「エバーノート2(8月25日に発表されたもの)」におけるFacebookの写真投稿をめぐる経過説明と謝罪
https://www.evernote.com/shard/s312/sh/61aef484-2d67-4830-8978-c65c18c31b42/ee94a1e10d451d79ad52e1aaab653b02

「7月26日から31日まで、私はノーリミット東京自治区の「親善大使」としてソウルに行き、ソウルの友人たちと交流しました。滞在中の30日夜、フェイスブックに一つの記事を投稿しました。韓国の友達AとのFacebookメッセンジャーでのやり取りをスクリーンショットに取り、「コミュニケーション詐欺パート3」とハングル語で書いたコメントをFacebookの自分のページに投稿しました。それは、私が万歳をしている写真の上に「天皇陛下万歳 」、下に「日本大好き 」とハングルで書かれていたものでした。
この投稿を見た人達は激怒し、また、私が天皇制に反対している事を知っている人は、今回の問題提起者へのあてつけである、と受け取りました。
私は韓国滞在中、韓国の友人たちへの連絡にFacebookのメッセンジャーを使っていました。しかし、私はハングルの読み書きができないため、一緒にいた韓国の友人にハングルでタイピングしてもらいました。やり取りしていた相手はいきなり私が韓国語が上手になった、と驚いて、「これはコミニュケーション詐欺だね」とお互い笑い、その様子をフェイスブックに投稿していました。
問題の投稿をした7月30日も、友人Aとの連絡を、韓国人の友人Bが私の携帯を使ってメッセンジャーでタイピングしていました。おもむろに、Bが私に「両手を上げろ」と言いました。私は手を上げ、Bが写真を取り何か書き込んで、Aに送りました。私はBに「何を書いて送ったのか?」と聞いたところ、Bが「天皇陛下万歳とふざけて書いた」と言ったので、これこそコミニュケーション詐欺だと思い、この写真をフェイスブックに投稿しました。
私は今、大変反省しています。日本が韓国を植民地にした歴史、事実があるにもかかわらず、このような写真を軽率にかつ無思慮にフェイスブックに載せることによって、傷ついたり、不快に思う人がいるのは当然です。そんな事も想像できなかった自分の浅はかさを心から懺悔すると共に、日本の戦争犯罪と向き合い、謝罪の心を真剣に胸に抱くことを誓います。」(H)

 

・エバーノート2の批判に対する謝罪

問題が起きたのがネット上であったため、問題提起者たちがグループを出てしまったあとに、直接会って話して自分たちの問題点やこれからやるべきことを伝えようと思いました。そのため、問題提起者の方の一人と、問題発言を書き込んだ当事者たちと複数人で会おうとしました。しかし、その提案自体がその問題提起者の方にとって苦痛だったと「エバーノート2」で知りました。ネット上での文字のやり取りでは情報量も少なく、実際に会って話すほうが意思疎通がはかれると思ってのことでしたが、相手の方の気持ちを推し量ることができなかったことを反省し、その方に謝罪いたします。

東京のジェンダーイベントについては、一人が何度も執拗に誘ってはいませんが、人数が複数になれば、その方にとっては数多く感じ圧迫感があったことを知り、その方に謝罪いたします。

 

6.ノーリミットソウルへ日本から参加する際の注意事項の作成

今回のノーリミットソウルでは、東京自治区として企画やイベントを行いません。ただ、日本から参加するバンド、ソウルに遊びに来る人たちへ、ソウル訪問に関する「ガイドブック」を作成します。このガイドブックは、今回日本からソウルに行くNoLimit関係者や参加者が、韓国への訪問に関する基本的な心得を共有するためのものです。
また、NoLimitソウルの期間中に行われるライブやイベントには、責任ある立場で参加し、ソウルの主催者が日本人の参加者にやめてほしいと現場判断したことに関しては、必ずソウル側(現地)の立場に立って交渉し、未然に懸念されるアクションを防ぐことを、今回の議論から生まれたガイドラインとして周知させます。

 

7. さいごに

7月4日の問題発生後、会議の場で、また個人間のやりとりの中で、様々な話し合いが持たれてきました。議論や声明文の作成を通じて問題意識の共有をし、今までジェンダーや障がい者、マイノリティ等の問題を意識してこなかった/しなくてもすんできたこと自体の権力性への反省と今後の対策について考えてまいりました。私たちは日本が韓国にしてきた加害の歴史を再認識し、またどうしたら平等で安全なコミュニケーションの場を作ることが出来るのかについてガイドラインを作りましたが、これからも持続的に議論し考え続けたいと思います。
今後も議論と対策作成を続けていくことをここに約束いたします。
「NO LIMIT」の趣旨は、国境や民族等のボーダーを越えて、交流しあうことにあります。しかし、それ以前の根本的に解決しなければならない問題を抱えたままでは私たちの求める“ボーダーを越えた交流”は不可能だということを今回の問題を通じて理解しました。日常生活の中から私たちは自分自身を問い直していきたいと思います。

 

2017.9.23 NO LIMIT 東京自治区

새로운 성명서를 게재합니다

 

– 7월 4일에 있었던 일에 관하여 우리가 이야기해 온 것들

 

1. 문제를 제기해 주신 분들에 대한 사죄

이번 Facebook에서 마련된 ‘도쿄 자치구’ 메시지 그룹 채팅에서 7월 4일 심야에 투고된 발언에 대하여 그룹 안에서의 젠더에 대한 의식과 발언을 둘러싼 힘의 관계에 관하여 매우 중요한 문제를 제기해주신 분들이 계셨습니다. 그런데도, 그룹 안에서는 이러한 문제 제기의 중대함을 제대로 받아들여 그 의견을 존중하고 진지한 논의를 위한 답변을 재빨리 할 수 없었습니다. 그래서 그분들이 실망해서 그룹 채팅을 탈퇴하는 결과가 되어버렸습니다. 그 뒤에도, 이 일에 제대로 마주하지 않고, 문제의 본질을 해명하는 것을 미루는 상황을 만들어내어, “무시당하고 놀림당하는” 듯이 느끼게 해버렸습니다. 저희는 이번 문제를 제기해준 분들에 대하여 위와 같은 결과를 초래한 것에, 진심으로 사과의 말씀을 드리며 사죄드립니다. 또한, 이번 부적절한 발언과 그 뒤의 대응 불충분으로 인하여 민폐를 끼치게 된 많은 분들께, 진지하게 사과의 말씀을 드립니다.

 

2. 8월 14일에 도쿄 자치구가 낸 성명문에 대하여

7월 4일에 문제가 발생한 뒤, 긴급히 회의하는 등의 대처가 필요했음에도 불구하고 그룹 채팅 상에서만의 소통이 이어졌고, 실제로 회의가 열린 것은 8월 2일이었습니다. 그날의 회의에서는 문제 발언의 원인 규명과 문제의식의 공유가 이루어져서 “젠더 토크!” 개최가 결정되었습니다. 그 이벤트는 더 많은 사람과 향후의 대처법을 생각하고 문제의식을 공유하는 것이 목적이었습니다. 이번 문제에 관하여 말뿐인 반성이 아니라, 원인 규명과 함께 건설적인 실천을 하자는 의도를 가지고 기획한 “젠더 토크!”였지만, 성명문이나 사죄문이 아니라 문제 발언에 관한 견해와 이벤트에 대한 찬동(賛同)을 동시에 발표함으로써 “문제의 일반화”, “무화(無化)시키려 하고 있다”고 여길 수 있는 형태가 되어버렸습니다.
도쿄에서 공식 성명문 작성에 임하기 전에 Evernote 1이 8월 3일에, 또한 서울 노 리미트의 성명문은 8월 7일에 나왔고, 도쿄 자치구의 성명문이 나온 것은 8월 14일이었습니다. 그 도쿄 자치구의 성명문은 누구에 대한 사죄인지가 명료하지 않고, 구체적인 원인 추궁이나 향후 평등한 관계를 구축하는데 필요한 대책 등이 부족했습니다. 재빠른 논의와 의사결정을 할 수 없었던 것과 구체성이 결여되는 성명문을 발표함으로써, “도쿄 자치구는 이번 건을 심각히 받아들이고 있지 않다”라고 보였던 것이 당연할지도 모릅니다. 문제를 제기하신 분들과 이번 문제에 관한 발언을 접하고 불쾌하게 느끼신 분들께는 더욱더 불신감을 느끼고 상처 입게 한 점을 반성하고, 사과드립니다.
7월 4일의 문제 발언 이후에 저희가 서로 이야기해온 내용을 저번 성명문에서는 다 쓰지 못했습니다. 그리고 거듭해서 원인 추궁과 향후의 대책에 대하여 언급할 필요가 있다고 생각하여 이번에 새로운 성명문을 발표하게 되었습니다.

 

3. 이번 발언이 나온 발단과 원인의 추궁

이 문제의 발단이 된 Facebook 상의 그룹 채팅 ‘도쿄 자치구’는 본디 작년 9월에 도쿄에서 치러진 ‘No Limit 도쿄 자치구’ 준비 사무 연락을 위하여 개설되었습니다. 도쿄뿐만 아니라 해외 사람들도 포함해 약 50명이 참가하고 있었는데, 그룹 안에는 깊이 관여하고 있는 사람부터 그렇지 않은 사람까지 다양한 사람들이 혼재해 있었습니다. 2017년에 서울에서의 개최가 결정된 이후 다시 사용되게 되었는데, 이 채팅은 서울과 도쿄의 사무 연락용인지 아니면 의견교환의 장인지, 자리매김이 명료하지 않은 채, 주로 일부 사람들만이 발언하고 응답하는 장이 되어버렸습니다. 문제가 된 발언은 2017년 7월 4일 심야 3시 36분에 채팅에 투고된 아래의 발언이었습니다.

남성 A “도쿄에서 기획 제안입니다. 아시아 호스트 클럽 각국 미남이 호스트를 맡습니다. 도쿄에서 기획 제안입니다. 아시아 걸스 바. 남성 손님이 몰려들어 꽤 돈을 모을 수 있을 것입니다.”

이 발언은 노 리미트 서울 개최비용을 만들어내기 위한 아이디어 중 하나로서 작성된 것이었는데, 같은 날 오전 11시 23분에 이 그룹에 참가하고 있었던 한 사람에게 아래와 같은 지적을 받았습니다.

·’아시아 걸스 바’라는 것은 성 상품화, 성적 대상화를 하고 싶다는 것인가. 페미니즘적인 문제는 논의되지 않는가.
·장애인이 어떻게 참여할 수 있는가. 참여할 수 있도록 하는 준비가 있는가.
·여성이나 퀴어, ‘아이를 동반한 사람’이 참여할 수 있는가.
·서울에서 하는 것에 대하여, 식민지주의 일본인으로서 어떻게 참여할 것인지 등의 인식이 공유되고 있는가. (과거 일은 잊고, 국경을 넘어서 사이좋게 지내면 된다는 것을 일본인 쪽에서 말하는 것은 폭력적이지 않은가)
·담배, 술 문제는 어떻게 하는가.

이러한 지적은 일단 위와 같은 안이 작성되는 것 자체가 다양한 입장의 소수자들에 대한 상상력이 결여된 분위기가 있는 것 아니냐는 지적이었습니다. 이 지적에 대하여 인터넷 접속의 시차뿐만 아니라 SNS상에서의 발신 빈도차로 인하여 그 반응은 둔했습니다. 물론, 곧바로 이 문제 제기의 중요성을 깨닫고 답변을 하는 사람들도 있었습니다. 그 사람들은 지적해준 쪽의 입장에 서서, 이 문제의 중요성을 되풀이해 지적하는 발언을 했습니다. 하지만, 문제를 문제로서 받아들이기보다도, 지적자를 설득하려는 듯 한 해명이나 (비판이) “무섭다” 등의 비판 자체를 부정적으로 받아들이는 발언도 있었고, 최종적으로 문제를 제기해준 분들 그룹을 탈퇴하게 되어 버렸습니다.
이 일련의 사건 뒤, 최초의 문제 제기자나 다른 멤버의 발언, 그리고 훗날 나온 에버노트에서의 문제 제기자들의 문장을 읽음으로써, 우리 자신에게 잠재된 문제를 반성적으로 논의하기 시작했습니다.

일단, 왜 이러한 차별적인 아이디어가 심야에 설명도 없이 채팅 상에 나왔느냐는 점. 단순히 성차별적일 뿐만 아니라, 예전에 일본이 침략하여 식민지로 만든 서울에서 “아시아”의 여성을 모아서 “걸스 바’를 한다는 것은 ‘위안부’ 문제 등의 역사 인식과 반성이 결여된 것입니다. 게다가 성 상품화를 긍정하는 메시지가 될 수 있는 이런 아이디어가 채팅 상에 제안되어버린 것은 일상생활 속에 있는 권력 관계나 차별에 대한 의식/인식의 저조함이 근본에 있다고 생각합니다.
다음으로, 이 발언에 대하여 문제가 있다고 느꼈어도 잠자코 있던 많은 사람이나, “술 취한 사람이 쓴 것이고 진심이 아니었으니 큰 문제는 아니다”라는 발언이 왜 나왔는지에 대해서는, 커뮤니티의 언론 공간이 “농담이야, 알잖아” “기발하고 엉망진창인 점이 좋다”는 분위기 속에서 진지한 물음, 비판하기 어려운 환경이 만들어졌던 것을 거듭 인식했습니다.
그리고 작년의 No Limit에서도 개최 준비를 서두르는 나머지, 작은 목소리나 세세한 의견을 정중히 듣지 않고, 전체의 합의형성보다도 어떻게 일을 빨리 진행할지가 중시되는 경향이 있었습니다. 그것이 상대의 의사를 깊이 고려하지 않고 “다소 억지라고 느끼는 제안에도 납득하지 않을 수 없다”고 느껴버리는 분위기를 만들어냈었다고 인식하게 되었습니다. 그리고 그때까지 저희는 그 사실을 깨닫지 못하거나, 또는 깨달아도 이의를 제기할 수 없었습니다.

이번 문제 발언과 그 이후의 흐름에서는, 지금까지 No Limit 도쿄 자치구에 관계하여 함께 협력해온 다양한 입장의 사람들(여성이라는 젠더, 성소수자, 장애를 가진 사람, 아이를 키우고 있는 사람, 술이나 담배가 싫은 사람, 도쿄 이외의 지역에 사는 사람 등)이 자기 목소리나 기분을 표명하기 어려웠던 환경적 문제들이 표면화된 것이라고 인식했습니다.
저희는 이 문제들을 지적당하기까지 특별히 의식해 오지 않았던 점을 반성하고 있습니다. 자율적인 관계를 통하여 성립되고 있을 터였던 네트워크에서 이상한 점을 이상하다고 곧바로 서로 말할 수 있는 관계가 구축되지 못했던 것은 중대한 문제입니다. “어중이떠중이 집단”을 내걸고 “다양한 사람과 공존한다”는 이상을 내걸고 있어도, 그 장에서의 성차별적인 태도(Sexism), 권력적 괴롭힘의 발언, 역사 인식의 결여를 허용해버리는 상황이 있으면 존재를 부정당하는 존재가 있고, 그것을 그대로 내버려 두는 것은 무책임하다는 것입니다. 저희는 문제를 제기해준 분들의 용기 있는 지적을 통하여 무의식중에 동료에 대한 응석이나 무책임함이 있었음을 깨달았습니다. 그래서 지금 저희는 이렇게 원인을 파악하고 진지하게 반성하고 있습니다.

 

4-1 재발 방지 대책과 가이드라인 만들기

저희는 하나의 공통 인식으로서 가이드라인을 공유하는 것은 재발 방지를 위하여 필요하다고 생각했습니다. 그래서 서울, 타이베이, 도쿄에서 ‘젠더의 권력 관계’나 ‘커뮤니티 안에서의 권력 관계’를 거듭 저희 자신에게 되묻는 기회를 만들어 서로 이야기하고 그 결과를 공유하기로 했습니다. 아래는 각각의 장소에서 개최된 젠더 토크 이벤트 중에 나온 의견입니다. (서울 No Limit 사무국은 이번에 문제가 된 도쿄 자치구와는 전혀 별개인 독립된 조직입니다. 사건 뒤, 서울 No Limit 사무국은 비판도 포함하여 다양한 주의사항과 조언들을 도쿄 측에 전달하고 가이드북 만들기를 제안해 주셨습니다.)

■도쿄 젠더 토크에서의 논의와 대책

★이벤트를 하는 계기가 된 채팅 상의 문제에 대하여, 어떻게 대응했어야 했는가.
·아이디어를 낸 본인이 곧바로 라도 글을 쓴 것을 사과하고, 지적자의 기분을 제대로 들었어야 했다.
·문제가 일어났을 때, 신속히 움직인 것은 서울팀이고, 도쿄 자치구는 느렸다. 즉시 움직였어야 했다.
·배리어 프리(Barrier free) 대응에 대해서는 완벽하지 않아도 할 수 있는 것은 다 해보려는 자세가 중요하다.
·이것은 문제 발언자만의 문제가 아니라 도쿄 자치구 그룹 채팅에 참여하고 있는 전원의 문제이다.
·누군가가 참아야만 하게 되는 환경이나 요소를 언급하자면 <술 / 담배 / 성적인 농담 / 계급이 있는 장> 등이 있다. 이러한 장에서는 특히 의식하여 괴롭힘을 조심해야 한다.

·지적자에 대하여 비난하지 않을 것. 개개인이 즐겁고 안전하다고 느끼는 환경을 만드는 방법이 우선되어야 한다.
·이벤트를 기획하는 경우, 되도록 ‘Safer(Sexual Assault-Free Environment & Resilience)’ 담당을 정하여 몇 명이 전체를 지켜본다. 문제를 발견하면 개입하고 문제 해결을 꾀한다. 괴롭힘을 느낀 사람은 Safer 담당에게 이야기함으로써 가해자에 대해 직접 대화를 하지 않고 끝난다. 일상에서는 Safer 담당은 없지만, 각자가 그러한 의식을 갖는 것이 중요하다.
·민폐 행위를 하는 사람을 단순히 배제하면 문제가 해결되는 것은 아니다. 왜 그 행위를 하는지도 포함해, 정중한 커뮤니케이션을 취하며 피해자의 입장에서 해결하기 위하여 노력한다.

■서울에서의 젠더 토크에 관한 논의와 대책

·”이것은 바보 같은 아이디어 / 농담이니까”라고 가볍게 생각하지 않는다.
·왜 성차별적인 발언을 자연스럽게 할 수 있는지를 숙고하고, 여성을 일상적으로 대상화하는 ‘남성 권력’ 그 자체를 비판할 필요가 있다.
·당연시되는 커뮤니티 안의 습관에 대한 반성이 필요하다. 차별적인 대화 때문 마음이 위축되거나 배제되는 사람들의 입장과 상황을 구체적으로 생각해야 한다.
·NO LIMIT 도쿄팀이 “차별적 발언의 지적”을 “자유로운 발언의 억제”로 보는 인상을 받았는데, 그렇게 생각하는 것 자체가 문제이며, 비판하여 재고(再考)되어야 한다고 생각한다.

■ 타이베이에서의 젠더 토크에 관한 논의와 대책

·괴롭힘의 피해자가 있는 경우 당사자는 지적함으로써 생기는 소모를 생각하여 단념해버리는 경우가 많다. “무슨 일이 있으면, 모두가 협력하여 해결한다”는 자세를 일상적으로 공유하여 도움을 요청하기 쉽게 하는 환경을 조성하는 것이 중요하다.
·커뮤니티 안에서 피해자의 의사를 가장 존중하면서, 문제 제기와 토론은 가급적 만나서 이야기한다. 직접 대화하는 것이 곤란할 때는 중개자를 세우거나 화상 채팅이나 전화를 사용하도록 한다. 인터넷 글쓰기를 통한 소통은 말꼬리를 잡거나 시차가 생기는 등, 오해를 낳거나 곤란함이 많으므로 되도록 피한다.

*이상이 젠더 토크 이벤트에서 나온 의견과 제안.

 

4-2 우리가 임해야 할 가이드라인

·다양한 소수자에 대한 공부 모임 / 정보 공유를 일상적으로 한다.

·운영에 관여하는지와 상관없이, 어떤 입장이나 상황에 부닥친 사람의 의견·문제 제기에도 귀를 기울인다. 그렇게 하지 않으면, 내부만의 감각이나 암묵의 룰이 우선되어버린다.

“누구라도 참가할 수 있다”라는 “누구”를 어디까지로 정의하여 신중하게 생각하고 실천해갈지에 대하여 서로 이야기해나간다. 다양한 나라나 사람들과 함께하기 위해서는 상대를 이해하고자 노력하고 장애가 되는 부분들을 극복해가려는 자세가 중요하다는 점을 공유하고파.

문제를 기한 사람, 그에 마주하고 답변했던 사람들 사이에 쌍방의 동기부여나 기력이 깎이게 되는 소통을 줄이기 위해서는 어떻게 해야 하나. 감정은 감정으로 서로 받아들이는 것이 중요하다. 그리고 비판이나 ‘그 장을 모면하기 위한’ 답변뿐만 아니라, 구체적으로, 어떻게 문제와 마주해나갈지를 생각한다.

·차별 등이 일어나고 있는 현장에 처했을 때, 무시하지 않고 피해자 쪽 입장에 서서 사태를 해결할 노력을 한다.

·민폐 행위를 하는 사람을 배제하는 것만으로는 해결되지 않기에, 가해자와 대화를 해서 원인 규명과 문제에 대한 대화, 재발 방지를 시도한다.

·문자만의 소통은 어긋남이 생기기 쉽다. 제대로 서로 이야기할 필요가 있을 때는 신속히 회의를 열어서 직접 서로 이야기한다. (스카이프 참가 포함)

·음주 중에는 다수가 관여하는 인터넷 환경에서 부주의한 발언 및 글쓰기를 하지 않는다.

·누구라도 발언하기 쉬운 환경과 분위기를 만든다. 그러기 위해서는 누군가가 발언하면 가로막지 않고 마지막까지 들어야 하며 부정이나 공격적인 표현을 하지 않는다.

·아이디어를 투고할 때는 그 안(案)의 내용이나 의도를 포함하여 쓰도록 한다.

 

5. <제목 없음>에 대하여

또한, 문제 제기자나 주위 사람이 낸 <제목 없음>이라는 두 가지 에버노트를 읽고 반성과, 사실과 다른 부분, 또한 개인의 발언이나 행위에 관한 것에 대하여 설명이 필요한 대목이 있어서 보충 문장을 이에 추가합니다.

·’에버노트 1(8월 3일에 발표된 것)’ 중의 사실 확인
https://www.evernote.com/shard/s312/sh/588f0d8d-77e1-41f5-8109-426580f37c71/22dede62c42f1abcde494f61aa616f8b

「그 커뮤니티가 주최한 반원전 집회에서 「위안부」는 없었다는 주장을 하는 우익이 단상에 선 것을 본 적이 있었다」고 되어있는데, 여기에서 쓰여 있는 반원전 데모는 No Limit 도쿄 자치구와는 별개의 네트워크입니다. 멤버는 중복되는 부분도 있지만, 별개의 네트워크이고, 단상에 오를 것을 제안한 사람도 No Limit 도쿄 자치구에는 관계하고 있지 않습니다. 아울러 조사에 따르면, 「「위안부」 는 없었다는 주장을 하는 우익」이 이 반원전 집회 주최자의 초대로 단상에 선 사실은 없었습니다. (단상에 반대 목소리가 많아 중지되었습니다. 다만 다음날, 히노마루를 든 일부 참가자가, 우익 단체가 단상에 오르는 것이 중지된 것에 항의하여 집회 무대에 난입했기에, 단상에서 끌려 내려왔다고 합니다).

·’에버노트 2′(8월 25일에 발표된 것)에서의 Facebook 사진 투고를 둘러싼 경과설명과 사죄
https://www.evernote.com/shard/s312/sh/9659ac8c-bbe9-4a6c-9546-2ab595ddf0e6/45967e55e4905b733f23d657e29b37c2

『저는 7월 26일부터 31일까지 노 리미트 도쿄 자치구 ‘친선대사’로서 서울에 가서 서울의 친구들과 교류했습니다. 체류 중이었던 30일 밤, 페이스북에 글 하나를 투고했습니다. 한국의 친구 A와의 Facebook 메신저를 통한 소통을 스크린샷으로 찍어, 「커뮤니케이션 사기 파트 3」이라고 한글로 쓴 댓글을 Facebook의 제 페이지에 투고했습니다. 그것은 제가 만세를 하고 있는 사진의 위에 「천황폐하 만세」 , 밑에는 「일본 사랑해」 라고 쓰인 것 이었습니다. 이 투고를 본 사람들은 매우 분노했고 또한 내가 천황제에 반대하고 있는 것을 아는 사람은 이번 문제 제기 한 사람에 대한 비웃음 라고 받아들였습니다.
저는 한국에 머무는 동안 한국의 친구들과 연락할 떄 Facebook 메신저를 사용하고 있었습니다. 하지만 저는 한글을 읽고 쓸 수가 없기에, 함께 있던 한국 친구가 한글로 타이핑해 주었습니다. 소통하던 상대는 갑자기 제가 한국어를 잘하게 됐다며 놀랐고, “이건 커뮤니케이션 사기네”라고 서로 웃으며, 그 모습을 페이스북에 투고해버렸습니다.
문제의 투고를 한 7월 30일도, 친구 A와의 연락을 한국인 친구 B가 제 휴대전화를 사용해 메신저로 타이핑하고 있었습니다. 차분하게, B가 제게 “양손을 들어라”라고 말했습니다. 저는 손을 들고 있었고, B가 사진을 찍고 무언가를 써서 A에게 보냈습니다. 저는 B에게 “뭘 써서 보냈나?”라고 물으니, B가 “「천황폐하 만세라고」 장난으로 썼다”고 말했기에, 이거야말로 커뮤니케이션 사기라고 생각해서 이 사진을 페이스북에 투고했습니다.
저는 지금 매우 반성하고 있습니다. 일본이 한국을 식민지로 만든 역사적 사실이 있음에도 불구하고, 이러한 사진을 경솔하게 또한 생각 없이 페이스북에 올렸습니다. 이로 인하여 상처받거나, 불쾌하게 생각하는 사람이 있는 것은 당연합니다. 그런 것도 상상할 수 없었던 자신의 천박함을 진심으로 참회함과 더불어, 일본의 전쟁범죄와 마주하고, 사죄의 마음을 진지하게 마음에 떠안을 것을 맹세합니다.』 (H)

 

·에버노트 2의 비판에 대한 사죄

문제가 일어난 것이 인터넷상이었기 때문에, 문제 제기자들이 그룹을 나가 버린 후, 직접 만나서 이야기하고 저희의 문제점과 앞으로 해야 할 일을 전하려고 생각했습니다. 그래서 문제 제기자 분 중 한 명과 문제 발언을 쓴 당사자들 여러 사람을 만나려고 했습니다. 그러나 그 제안 자체가 고통이었음을 “에버노트 2”에서 알게 되었습니다. 인터넷에서 문자를 주고받을 때에는 정보량도 적고, 실제로 만나서 이야기하는 편이 의사소통이 수월하리라 생각한 것이었지만 상대 쪽의 기분을 헤아리지 못한 것, 반성하고 그 분께 사죄드립니다.

도쿄 젠더 이벤트에 대해서는 한사람이 여러 번 집요하게 권하는 일은 없었지만, 인원수가 늘어나면, 그 사람에게는 수가 많게 느껴져 압박감이 있었음을 알게 되어 그 분께 사죄드립니다.

일본에서 노 리미트 서울에 참가할 때의 주의사항 작성

이번 노 리미트 서울은 도쿄 자치구로서 기획이나 이벤트를 하지 않습니다. 다만, 일본에서 참가하는 밴드, 서울에 놀러 오는 사람들에게, 서울 방문에 관한 ‘가이드북’을 작성하겠습니다. 이 가이드북은 이번에 일본에서 서울로 가는 No Limit 관계자나 참가자가 한국 방문에 관한 기본적인 마음가짐을 공유하기 위한 것입니다.
또한, No Limit 서울 기간에 치르는 라이브나 이벤트에는 책임 있는 입장으로 참가하고, 서울의 주최자가 일본인 참가자에게 하지 말았으면 좋겠다고 현장에서 판단한 것에 관해서는 반드시 서울 측(현지)의 입장에 서서 교섭하고, 미리 우려되는 액션을 막을 것을, 이번 논의에서 생긴 가이드라인으로서 주지시키겠습니다.

 

마지막으로

7월 4일의 문제 발생 이후, 회의 자리에서, 또한 개인 간의 소통 안에서, 다양한 이야기가 되어왔습니다. 논의나 성명문 작성을 통하여 문제 제기 공유를 하고, 지금까지 젠더나 장애인, 소수자 등의 문제를 의식해오지 않았던 것/의식하지 않아도 됐던 것 자체의 권력성에 대한 반성과 앞으로의 대책에 대하여 생각해왔습니다. 저희는 일본이 한국에 해왔던 가해의 역사를 재인식하고, 또한 어떻게 하면 평등하고 안전한 커뮤니케이션의 장을 만들 수 있을지에 대하여 가이드라인을 만들었지만, 이제부터도 지속해 계속 논의하고자 합니다.
향후도 논의와 대책 작성을 계속해갈 것을 이에 약속드립니다.
‘NO LIMIT’의 취지는 국경이나 민족 등의 보더(Border)를 넘어서, 서로 교류하는 것에 있습니다. 하지만, 그 이전의 근본적으로 해결해야 하는 문제를 떠안은 채로는 저희가 추구하는 “보더를 넘은 교류”는 불가능하다는 것을 이번 문제를 통하여 이해했습니다. 일상생활 속에서 저희는 저희 자신을 되묻고자 합니다.

 

2017.9.23 NO LIMIT 도쿄 자치구