アジアの民族タトゥー復興プロジェクト

Reviving the art of asian tribal tatoos

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近年、アジアにおいて民族タトゥーの復興プロジェクトが盛んになっています。
インターネットで世界中がつながり、物理的にだけでなくグローバルな現代、自分のルーツを探るのは自然な流れといえます。

例えば、アメリカ・ロサンゼルス在住のフィリピン系アメリカ人彫師エレ・マナ・フェスティンは、フィリピンで絶滅寸前といわれる先住民族「カリンガ族」などの伝統的なタトゥーを復活する運動をしています。
そこには、絶滅しかけている文化を記録し残す行為と、今後の何千年、何万年も残る新たな文化を創ろうという強い意志があります。
自分のルーツを知ることで、これからどのように生きていくかヒントを得て、新たな文化を創り出すのです。

14196124_10207085352798327_5973079039520371332_o一方、日本はポリネシアや大陸などアジア~太平洋地域の様々な場所から人が移動してきたといわれ、1万5000年前から1万年以上に渡り縄文文化という狩猟採集の豊かな文化がありました。
その縄文時代にも古来、伝統的なタトゥーがあったのではないかといわれます。

そして現在、ジャーナリストのケロッピー前田と彫師の大島托によるユニット「縄文族」は、世界の民族タトゥー復興の動きを探り、日本の「縄文タトゥー」復興プロジェクトを行っています。

「アジアの民族タトゥー復興の最先端と縄文タトゥーの謎」について、今夏『クレイジートリップ 今を生き抜くための“最果て”世界の旅』(三才ブックス)を刊行したケロッピー前田が貴重な写真とともに語り尽くします。

日時:2016年9月11日(日)17:00~
場所:気流舎(下北沢)
http://www.kiryuusha.com
東京都世田谷区代沢5-29-17飯田ハイツ1F
料金:無料(+投げ銭)
※1ドリンクオーダーお願いします。

ケロッピー前田 Keroppy Maeda
1965年東京生まれ、千葉大学工学部卒、白夜書房(コアマガジン)を経てフリーランスに。『ブブカ』『バースト』『バースト・ハイ』『タトゥー・バースト』(ともに白夜書房/コアマガジン)などで世界のアンダーグラウンドカルチャーを現場レポートし、海外の身体改造の最前線を日本に紹介してきた。ハッカー、アート、陰謀論などのジャンルにおいても海外情報収集能力を駆使した執筆を展開している。近著に『今を生き抜くための70年代オカルト』 (光文社新書)、『クレイジートリップ 今を生き抜くための“最果て”世界の旅』(三才ブックス) 。keroppymaeda.com